【3分間コーチ】部下を育てるコーチングの極意を教えます

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コーチングについて2回目の記事となります。
1回目をご覧になっていない方はこちらを参照してください。
著者はコーチング界をリードする第一人者で著者のこの本は中国、スペイン、タイなど世界中で翻訳されています。3分間という短い時間で組織を変える、部下を持つ管理職が身につけたい極意が分かります。
これからの時代にふさわしい気づきが得られますので、コーチングスキルを会得しましょう。

今回はこんな人を対象にしています。
・部下とコミュニケーションをうまくとりたい管理職
・これから管理職になる人

組織を変えるために必要なこと

従来のマネジメント:上司が部下に対し、権威や力で一方的に強制する方法
現在のマネジメント:権威に依存しないで、部下を動かし育成していく高度な能力が求められようになってきています。
求められる能力の1つがコミュニケーション力です。

そのために必要なこと:2つの時間をつくる
①部下について考える時間
②部下と的を絞った短い会話をするための時間

とにかく部下と関わる時間を作ること
⇒部下にたいして質問リストをつくります。目的は、質問のリストをつくる行為そのものが、部下のことを考えることになります。
分からないから聞きたくなる。質問リストが部下のことを考える動機付けになります。

三分間コーチ

3分間という短い時間の会話を繰り返し、部下とコミュニケーションの土台を築きます。

【会話の効果】
セルフトーク:会話を通じて、自分の考え方や物事の捉え方を見直す切っ掛けを与えます。
会話での築き⇒セルフトークでの熟考⇒選択⇒行動に移す
【大事なポイント】
人間は気付いただけでは行動は変わりません。
熟考して、次に選択し、はじめて行動に移ります。

コミュニケーションのタイミング

部下がコーチを求めるとき
・着手の前
・企画段階
・途中段階
・実施が終了し、次に移る前
コミュニケーションは、相手に要望することです。向こうからやってくる変化は簡単には受け入れがたいことです。コーチングを通じて、部下が変化に対し対応する学習をすることが、その人の変化への対応力を身に付けることができます。

【目標を設定するときに忘れてはならないこと】
会社の目標と部下個人の目標や仕事の目的との一致点を見つけ出すことが必要です。
⇒部下の目標に対するコミットメントが格段に違ってきます

部下が声をかけやすい環境をつくる

【心がけておくべきこと】
部下がコーチングを求めているとき、部下の方から声を掛けさせる。予め部下から声を掛けるように言っておく。

Point1 いつでも聴く態勢でいる
・いつも話しやすい環境をつくる
・夕方はパソコンを閉じる
・どんなに忙しい時でも部下から話しかけられたらそれを聴くのを優先する
・話の腰を折らないで、徹底的に聴く
など

Point2 アクノレッジメント(承認すること)
一方的に失敗を注意してばかりいると部下を委縮させてしまいます。
うまくいっていること、これからうまくいきそうなことに、「それだよ」と伝える。
最も効果的な声の掛け方で、そのことを指摘します。

【承認を与えるタイミング】
・ルーティンの仕事に変化をもたらした時
・小さな創意工夫があった時
・他人に対する思いやりを示した時
・気の利いた行動があった時

【アクノレッジメントとは】
相手に現れている違いや変化、成長や成果にいち早く気づき、それを言語化して、相手にはっきり伝えること。

【どんな条件が揃ったら話し始めるのか?】
・頼られている、任されている、認められていると感じる時
・話してもいいという安心感がある時
・自分の意見を尊重してくれていると感じる時

ビジョンをつくり上げる

人は未来にビジョンを描き、それに従って行動しています。
ビジョンがはっきりしているときほど、動きやすいのです。モチベーションが落ちているときは、ビジョンが不透明になっていたり、混乱してしまっているときです。

私がこの本から気づきを与えられたのは、「ビジョンは語り続けていないと、すぐに見えなくなる」ということです。ビジョンは作り続けてはじめて、ビジョンなんだ。ビジョンを作るのをやめてしまうとその瞬間、ビジョンは力を失ってしまいます。

会社のコミュニケーションを活性化するのに大事なこと。
問いを共有することです。
・顧客は我々のサービスに満足しているだろうか?
・このクレームから何が学べるか?

問いは未来に向けられているものなので、当然、視線は未来に向けられ、より自律的、自発的な行動が促されます。

未来に向けた問いを共有し続けないと、人の頭はすぐ非生産的な問いに占拠されてしまいます。
【非性的な問い】
・本当かな?
・このままでいいをだろうか?
・大丈夫だろうか?

個人の目標を設定する

What’s in it for me? 私が手にするものは何か?
「それで私はどうなるのか?」部下はいつもそれを気にしています。

目標の達成はたった一人ではできません。それらはチームでの協力によって達成されます。

大切なこと:問いを共有すること
互いの個人の目標を公開し、達成に向けて協力し合うこと。

Make it fun!
今、ここを、楽しく面白いものにしていくことです。人は、楽しさの中で成長します。

まとめ

これからは、部下とコミュニケーションを取り、楽しく、面白さを出していけるコーチ型マネジャーの時代となります。部下を育て、会社に貢献するのが、これからのリーダーに求められます。
会社という体にコミュニケーションという血液が循環し、部下を育て、会社に貢献する。
三分間コーチを活用して、ビジネスの成功を勝ち取りましょう。

参考図書
3分間コーチ
伊藤守 著