今回は「思考が実現できないのはなぜか」について考えていきます。
「やりたいことが見つからない」「いつも途中でやめてしまう」今の自分に自信が持てない。
人は自分の人生を予行練習なく、いつもぶっつけ本番で生きていかなければなりません。しかし、時の流れは止めることができす、時間だけは過ぎていきます。
何とかして夢を実現したい。
では、どうすれば良いか?自分の心にある感情とうまく付き合い、
自分の感情をコントロールできれば、悩みはなくなります。
正しい思考を身につけて、幸せで豊かな人生を手に入れる方法を身につけましょう。
以下のような人を対象に書いています。
・自分の目標を達成し成功したい人
・人生に悩んだり迷っていている人
なぜ多くの人は行動ができないのか?
あるセミナーのデータを紹介しています。
●学んだことを実践する人 20%
●実践した人の中でゴールまでやり遂げるまで行動を続ける人 その中の20%
つまり、ゴールまで到達した人は、たったの4%
96%もの人が行動しなかったり、途中であきらめてしまうのか?
行動できない理由:思考が間違っているから。
【こんな例をあげています。】
あなたに、3億円の宝くじが当選しました。
しかし、当選金の引き換え期限が今日までです。
条件があります。この日、家の外は大型台風が上陸し、傘も役に立たず、歩くのが困難な状況です。誰も手伝ってくれる人はいません。
さて、あなたなら3億円の宝くじを交換に行きますか?という内容です。
98%の人が「イエス」と答えます。
さらに続きます。
その次に、台風の中、車を走らせていると、宝くじを現金に交換できる銀行が、200メートル先に見えます。ところが、そこで車が故障しました。
ほぼ全員が「車を降りて歩いて宝くじを交換しに行く」と答えます。
まだ続きがあります。
車を降りて銀行に向かっていると、傘は一瞬で吹き飛ばさてしまいました。いろいろなものが吹き飛んできて危ない状態です。しかも、あなたはつまずき、転んで捻挫してしまいました。銀行まで、あと50メートルのところで。
あなたはあきらめずに3億円の宝くじを取り換えに行きますか?
最後の質問にほとんど全員がイエスと答えるはずです。
一番大事なことは、この先にあるのです。
銀行までたどり着ければ、あなたは3億円を手にします。
その時、心の中は、どう感じますか?
この質問には、ほとんどの人が、「うれしい!」と答えます。
まわりの人は、あなたの姿を見てどう感じるでしょう?
強烈な台風の中、足を引きずりながら銀行に向かっていく人をみたら、あなたはどう感じますか?
ものすごいバイタリティがある人と思うはずです。
ところが、当の本人は苦労とも、努力をしているとも感じていません。
自分の欲しいものが明確で、それを手に入れられる方法を知ると、行動を起こすことができるからです。
行動ができないない人に足りなかったものは何でしょうか?
人が行動を起こす3つの要素
1.自分がやっていることや、やろうとしていることに心の底から価値を感じていること
2.欲しいものを手に入れる方法を知っているそと
3.「できない」というマイナスの信念やマイナスの感情がないこと。
多くの人が「正しい思考」ができない本当の理由
思考はどうして現実化しないのか?
大切なことは「正しい思考をすること」です。
しかし、問題は感情が思考を変化させてしまうのです。
「やることが多すぎて時間がない」
「これ以上忙しくなるのは嫌だ」 など
感情をコントロールしていないことが原因
行動のエネルギーを奪うマイナスの信念から自由なり、プラスの信念に変えることです。
プラスの言葉をイメージして行動を変える
【カンタンな実験です。】
次の言葉を決してイメージしないでください。
「黄色いレモン」「黄色いレモン」「黄色いレモン」
この言葉を読んだとき、「黄色いレモン」をイメージしてしまわなかったでしょうか?
これは、「イメージは、言葉そのものである」ということです。
⇒言葉を変えると、脳のイメージが変わります。
そして「イメージ」が変わると、「感情」が変わり「行動」が変わるのです。
感情と習慣を結びつける
プラスの言葉をイメージして行動を変える
1.言葉はイメージ
プラスの言葉を何回も切り返す。そのたびに脳はその言葉をイメージする。
2.イメージしてから行動する
繰り返しイメージしているとイメージが感情とつながる。その暗示が思い込みとなり、思考となって表れ、無意識に行動を始めます。
3.思考は信念になると現実化し始める
思考が行動と同化した状態になると、思考が現実化し始めます。
ここで大事なのは、言葉→映像→感情の順番です。
1.言葉のパターンを変える
2.すると感情のパターンが変わる
3.すると思考のパターンが変わる
4.すると行動のパターンが変わる
5.すると結果のパターンが変わる
6.そして人生が変わる
この順番をしっかりと覚えておきましょう。
言葉のパターンを変える4ステップ
1.マイナス言葉のパターンを認識
2.マイナス言葉のパターンの破壊
3.プラス言葉のパターンの構築
4.プラス言葉のパターンの強化
パターン化は、言い換えると習慣化です。
「何も希望が持てない」「疲れた」「何をやってもダメだ」
・マイナス言葉を使ったら、指を鳴らす合図をする
・無意識に使っていたマイナス言葉が少しずつ意識化できる
マイナス言葉の破壊=マイナス言葉に気づいたら、パチンと指で合図して、とにかく感謝の言葉を発する。
ありがとう、ありがとう、…
マイナス言葉を認識し、破壊し、プラス言葉のパターンを構築できるようになると、感情をコントロールできるようになります。そして、ついに自らの心をフラットにして無心の状態を生み出せるようになるのです。
本や教材、セミナーから学べるノウハウは形式知といわれ、成功要因の20%以下しかありません。
残りの80%以上は、暗黙知と言われる「どうやるか」なのです。
一流の職人が、「習うより、慣れろ」という言葉は、感覚や感情など言語化できない暗黙知が必要だからです。
感情→思考のメカニズム
言葉のパターンを変えると、感情が変わる。思考が現実になる。
思考から行動へ
思いを現実化する7つのステップで人生の主導権を持つ
【ステップ1】 中心的な価値観を明確にする
お別れの言葉:
あなたはこの世を去る時に、お葬式の参列者から、どんなお別れの言葉を言われたいですか。
大切にしている価値観:
お別れの言葉から、自分がどんな価値観を大切にしていると感じますか。
【ステップ2】 夢、願望、ゴールを書き出す
【ステップ3】 1年後の目標を設定する
【ステップ4】 課題と解決策を考える
・課題
・解決策 その分野で成功しているロールモデルを3人探す
【ステップ5】 ロールモデルから「できない」を「できる」に変える
【ステップ6】 今月の目標を考える
【ステップ7】 目標を達成した姿をイメージする
まとめ
3億円の宝くじの話は、誰にでも当てはまる話です。行動力がない人、意志が弱い人はいません。
行動力を発揮する人は、欲しいものを手に入れる方法がわかり、「できない」というマイナスの信念や感情がない人のことです。
まずは、思いを実現化する7ステップを時間をかけて作ってみましょう。我々は、死ぬときは生まれた時からカウントダウンが始まっています。時間を無駄にせず、今すぐに取り組みましょう。
参考図書
なぜ、あなたの思考は現実化しないのか?
久家 邦彦 著