「時間革命」1秒もムダにしない生き方

思考

この本は、筆者が大切にしているもの時間だけをテーマにした初の著書です。
「タイムイズマネー」ではなく「タイムイズライフ」ーーーー時間は人生そのもの。
貴重な時間を他人のために使っていないか。自分の時間を見つめ直すきっかけになる本です。

こんな方に向けて書いています。
・時間よりお金を優先している人
・他人に自分の貴重な時間を奪われている人

時間ほど尊いものはない

人間にとって、何より尊いのは「時間」です。時間ほどかけがえのないものはありません。
一度ムダになった時間、過ぎ去ってしまった時間は、もう戻って来ないからです。

例えば、典型的なのがアルバイト。バイトというのは、本質的には時間を切り売りし、労働の対価をお金に換える行為に他なりません。
どれだけ努力しても、どれだけパフォーマンスを上げても、そのバイト得られる報酬は、一定の範囲を超えることはありません。
時間こそは、誰もが平等に与えられた、唯一のものです。その資産は、「有限」であり、あるとき急になくなってしまいます。

「他人の時間」を生きてはいけない

時間には2種類しかない
自分のための時間」と「他人のための時間

「自分時間」とは、好きな仕事、趣味、やりたいこと、楽しいイベント、気の合う仲間との飲み会など
「他人時間」とは、やらされている仕事、通勤、したくもない電話やメール、気を遣う飲み会など

当然ながら自分時間が多ければ多いほど、あなたの人生の質は高くなり満足度は上がります。

時間に支配されないためのたった1つの方法
自分時間を増やす+他人時間を減らす→人生の質が高くなる

他人に時間を奪われているなら、まずやるべきことは他人のための時間を削ることです。
他人のために時間を使う生き方をやめない限り、自分の時間は増えません。
人から嫌われるのが怖い。他人の期待にこたえることをやめた途端、人から見放され、孤立するのを恐れているのです。

徹底的にムダな時間を排除せよ

あなたの人生を削っていくのは他人のための時間だ。
他人時間の正体は他人そのものではく、時間を手に入れることを真剣に考えるとき、敵は「自分」になります。
ほとんどの他人時間の発生源は、あなた自身の中にある。ほかでもないあなた自身です。
その原因は、あなたが悩んでいるからです。本当はこうしたいという自分なりの答えがあるのに、プライドや自尊心が心を支配し足を引っ張っているのです。
時間のムダを減らすということ⇒悩むのをやめること。

次に重要なのが「すきま時間」の使い方です。
「この5分で何ができるか?」をつねに意識し、それを最大限に活用するだけで、あなたの手元の時間はかなり増得るでしょう。
仕事はなるべく細分化する。いつでも短いすきま時間でてきぱきとこなしていけば時間を有効に使えます。
すきま時間の有効活用を考える場合、やはりスマホが最適です。
「いかにデスクに近づかずに仕事を終わらせるか」「いかにスマホだけで作業を完結させるか」を真剣に考え、どこでも仕事ができるようにしたい。

まとめ

「夢中」が時間密度を濃くする
堀江さんは人生を川下りにたとえています。人はみな一本の大きな川で、そこにプカプカと浮かびながら、流されています。
流れに逆らって泳ぎ続けることはできません。下流に向かってただ流されるしかないという点では、みんな一緒です。
無駄な努力はせず、流されるがままです。

この「川下り=人生」を楽しむうえで、大事なことは2つあります。
・自分から果物を探し求めたりはしないこと
・少しでもうまそうだと思ったら、選り好みせずに手を伸ばしてみること

果物を手に入れたら、努力ではなく、ただハマれ、ということ。やりたいことや夢中になれることは、探すものではないということ。

得意なことに集中投資しろ
本当の意味で時間に革命を起こそうとするなら、自分一人だけでもがんばっても限界がある。積極的に他人任せられるものは任せるべきです。
自分以外でもできることは専門知識や適性ある人に依頼し、自分の得意なことに集中する。より多くの時間を手に入れられるのは、自分以外の他人に任せられる人です。

参考図書
時間革命 1秒もムダに生きるな
堀江貴文 著